シルククラフト

準備
簡単乾燥機を作ろう
マブシクラフト
繭(まゆ)クラフト
糸をとろう
糸を撚(よ)ってみよう・紡(つむ)いでみよう
真綿(まわた)を作ろう
シルクペーパーを作ろう

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繭(まゆ)を、そのままにしておくと、カイコガが、羽化(うか)をして繭(まゆ)に穴をあけてしまいます。クラフトに使う場合は、羽化(うか)をする前に、繭を乾燥させてから保存しましょう。繭を作ってから10日後に乾燥させます。

繭(まゆ)の乾燥
繭の乾燥といっても、実際には繭の中のサナギを乾燥させることです。繭の中を見ることができませんから、重さの変化で乾燥の確認をします。

1.繭(まゆ)を家庭用の水切りネットなどに入れます。
2.重さを量り記録しておきます。
3.冷凍庫で1日保管します。
4.天日干しを3日くらいします。重さが乾燥する前の40〜50%になるまで干します。

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乾燥の確認は重さを計量してください。

ペットボトル乾燥機(100個くらいの繭用)

用意するもの
2リットルのペットボトル、割りばし、黒いフィルム(ゴミ袋など)、水切りネット、セロテープ、カッターまたはリサイクルハサミ、ひも

作り方
ペットボトルの口金側のななめの部分を切り落とします。繭を水切りネットに入れ、ペットボトルの側面に触れない大きさになるよう、途中をひもなどでしばります。割りばしに、繭を入れた水きりネットを吊るし、ペットボトルの中に入れます。ネットが中心になるようにし、割りばしをセロテープでペットボトルに固定します。黒いフィルムで全体を包み、上に空気穴を数箇所あけます。

完成したら、日当たりの良い場所におきます。夏場はボトル内の温度が日中60〜80度くらいになります。風除けの外箱を作り、その中に入れるとより効果的です。

ふとん乾燥機でパワーアップ

ふとん乾燥機を使えば500個くらいの繭も乾燥できます。
梅雨時などには便利です。(乾燥機により乾燥時間は違います)

用意するもの
ふとん乾燥機、ダンボール箱、金網、カッター、ガムテープ、箱の幅より長い棒2本
作り方
ダンボール箱に給排気口をあけ、棒を2本差し込み、その上に金網をのせ棚を作ります。金網に繭をおきます。給気口からふとん乾燥機のノズルを差し込みます。

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マブシクラフトは繭(まゆ)を使ったクラフトと違い、繭(まゆ)作りを観察しながらカイコと一緒に作品を作ろうという新しいクラフトです。いろいろなかたちのマブシを作ってみると、繭(まゆ)を作りやすい場所も分かってきます。

作り方
作り方にきまりはありません。カイコに繭(まゆ)を作ってほしい場所に、直径3センチ長さ4センチくらいの足場にになる空間を作るのがポイントです。カイコがマブシからはいだしてしまう場合は、マブシ全体をセロハン紙で包みましょう。繭(まゆ)ができたら、かならず乾燥させましょう。

乾燥した繭(まゆ)を使ったクラフトです。
ハサミやカッターで簡単に工作ができ、木工用ボンドで接着もできます。
いろいろなものを作ってみましょう。



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繭から糸を取り出してみよう。じょうずに取れれば、ひとつの繭から1200〜1500メートルの糸が取れます。ただし、乾燥したままの繭の糸は、表面のセリシンというタンパク質が接着剤の役割をしていて、糸どうしがくっついていて、そのままではすぐ切れてしまいます。セリシンは、水に溶けやすい性質をもっているので、お湯で煮て糸がとりやすくします。

繭を煮よう

用意するもの
ナベ(少量の場合はビーカー)、コンロ、おとしぶた(または浅いざる)、割りばし(または歯ブラシ)、繭

飼育した繭を使うときは、繭のまわりのふわふわした糸(毛羽といいます)は取り除きます。毛羽はシルクペーパーの材料になりますから、とっておきましょう。→シルクペーペーをつくろう

煮方
ナベに水を入れ、繭を入れます。繭が浮いてくるのでおとしぶたをします。水の分量は繭から2センチくらい上にしてください。点火をして、沸騰するまでまちます。途中繭の中の空気が押し出され細かい泡が出てきます。沸騰したら1分で火を止めます。ナベのお湯を1/3すて、新しい水を同量加えます。再度、沸騰させ1分で火を止め、水を加え湯温を40〜50度にします。

糸をとろう

繭をお湯につけたまま、繭の表面を割りばしでこすると、何本かの糸がからみついてきます。しばらく糸を引っ張っていると1本になります。

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ふつう家庭科などで使っている糸は、何十本かの細い糸をねじりながら(撚る(よる)といいます)一本のじょうぶな糸にしています。撚り糸(よりいと)にすると、染色(せんしょく)をしたり織物に使ったりできるようになります。

絹糸の魅力のひとつはふわふわした肌ざわりとあたたかさです。真綿(まわた)を作って、ぬくもりを体感しよう。

指導される方へ
お湯の中でサナギを取り出すことに抵抗を感じる子供が多いようです。そんな子供たちにも真綿のぬくもりを感じてもらうために、繭を切ってサナギを取り出してから繭を煮る簡易な方法を紹介します。この方法だと、繭を煮る時間も大幅に短縮できます。

用意するもの
ナベ(少量の場合はビーカー)、コンロ、計量カップ、はかり、カッター、重曹、繭(1枚あたり4個)

作り方
繭(まゆ)の端をカッターで切り取り、中のサナギと脱皮殻を取り出します。3%の重曹水溶液を作りナベに入れます。そのなかに繭を必要量入れ、落し蓋をします。点火をしてお湯が沸騰してから12〜15分煮ます。繭を水にとり、からんだ繭をハサミで切り離し取り出します。

水の中で繭の切り口から親指を入れ、ほぐしながら広げます。




両手の親指と人差し指で繭を広げながら10センチ角位にします。




4枚を重ね引き伸ばしながら木枠などに引っ掛けて乾燥させます。

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繭(まゆ)の毛羽(けば)を使ってしおりやカードを作ろう。
毛羽(けば)は繭を作る時の足場糸や糸を取るときにはねた糸です。糸の表面を覆うセリシンが接着剤の代わりになりシルクのペーパーが作れます。

用意するもの
牛乳パック1個、アイロン、オーブンペーパー、ハサミ

作り方
毛羽を2センチ間隔でザクザク切り、かたまりをほぐしておきます。牛乳パックの底で作ったトレーの中に中敷きをしき、毛羽をしきつめます。押し花をする場合は、花びらをおき、その上に毛羽をうすくかぶせます。トレーに10ccの水を入れます。指の先で毛羽をたたきながら水をしみこませます。中敷ごと取出し、水を切り半乾燥させます。オーブンペーパーにはさみ、上からアイロンをあて乾燥させます。
(オーブンペーパーには水分を蒸発させるための穴を必ずあけておきましょう)

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