蚕糸科学研究所

緯糸に極細1号を使用した織物の曲げおよび表面特性

蚕品種の極細1号は、現在、国内で広く使用されている春嶺×鐘月や錦秋×鐘和等の一般蚕品種に比べ、細い繭糸繊度に特徴があります。繭糸繊度の細さが織物に与える影響を調べるため、経糸に市販の国産生糸の春嶺×鐘月を、緯糸には極細1号を使用した綾織物(GKB)について、同一規格で作製した春嶺×鐘月の織物(SRG)との比較を行いました。
織物の曲げこわさを図1に、表面粗さを図2に示します。GKBはSRGに比べ、曲げこわさと曲げヒステリシスおよび表面粗さが小さい傾向を示しました。極細1号を使用した織物は、曲げやわらかく曲げ回復性が良いこと、表面が滑らかで凹凸が小さいことを示唆しています。繭糸繊度が細いことは肌触りの良さにつながると考えられます。

織物の曲げこわさ、表面粗さ

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